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子どもの自学自習を目指すのは空想なのか?

デルタスポーツでは、「個別トレーニングシステム」を採用しております。
これは、教室に10人の子どもがいれば、10人別々のことをやるシステムです。
そのシステムを採用するにあたっての一番根本にある考えは、子どもは自学自習で学び成長していくべきだという考えです。
なぜなら、10人の生徒がいる際に、全員に1対1で先生がつくことはできないので、どうしても先生1に対して複数人の生徒がいることになります。
その状況下、生徒は先生が細かく見てなくても自習することを求められるからです。
そこで、質問です。
デルタスポーツで一番メインの生徒層は年少~3年生ぐらいですが、そういったまだ小さい子が自学自習でスポーツを学んでいくという考えは、理想にすぎないでしょうか?
これについての我々の考えを述べる前に、ぜひ見て頂きたいのがこちらの動画です。
とても面白い動画なのですが、全て見ると17分強にもなってしまいますので、以下に要約してみます。
・教育科学者スガタ・ミトラ氏が、「優秀な教師や学校というのは一番必要とされている地域(田舎やスラム)に行きたがらず、必要な地域に必要な教育が広まらない」という問題を解決するため、ある実験を行った。その実験とは、インドのスラム街や英語をうまく使えない子が多い片田舎などで、壁にパソコンを埋めて子どもたちに開放し、そのまま数か月放置して結果を見るというもの。
・結果として、以下の例のように、子どもが自ら学んで成長する力の凄さが証明された。
・例1:インド訛りがひどい英語しか話せないエリアで、英国英語のみを聞き取れる音声認識機能のPCを設置したら、2か月語にはイギリス式発音に凄く近い英語に変化していた。
・例2:南インドのタミル語しか話せない子が住むエリアでバイオテクノロジーの動画を英語で流したところ、子どもが2か月でDNA構造について理解するようになった。
・例3:カンボジアで、教室でやったらつまらないであろう算数ゲームを道端のPC上でやれる様にしておいたら、子ども達が競ってのめりこみ、自慢し合っていた
・それらを踏まえて、「子どもが興味を持てれば、それは教育を受けていることと同じだ」と結論付けている。
私たちは、これは素晴らしく注目に値する実験だと考えています。
子どもが自ら学ぶ力は凄いということ、それを信じることは教育者として本当に大切なことであり、それ(子どもの学ぶ力)を導き出すように環境・雰囲気づくりをすること重要なのだと考えるようになりました。
また、この動画では更に示唆に富む実験結果が共有されています。
それは、自学自習をする子どもの後ろで大人がおばあちゃん役になる、つまり「いいね!凄いね!」や「それ何?もう一度!もっと見せて」とだけ言ってあげる(決して学習内容を教えはしない)ことで、自学自習の効果が大きく加速されるというものです。
要は、子どもの承認欲求を満たすことが、学習を加速させるということでしょう。
デルタスポーツの先生は、このようなものでありたいと思っています。
実際に、デルタスポーツで同様のことが確認できています。
子どもがデルタで成長する速度を見ていると、子どもがハマり込んでいる度合いに相当比例しているような気がします。
これまでに一番伸びている子どもたちについていえば、学習・練習しにくるというということではなく、完全に遊び感覚で練習を続けているんだろうなという感覚があります。
イチローが子どもの頃からずっとバットを振り続けていた話なんかは有名ですが、それも似たような話なのでしょうね。
強制されて身に付けた学習は、子どもにストレスがかかるうえに、効率もよくありません。
その時間があるなら、もっと他に興味を持てるものに子どもの有限な時間を費やした方がよいでしょう。
逆に、興味をもって自学自習で身に付ける学習は、極めて効率もよく、しっかりと身に付く深い学習だと信じています。
デルタスポーツはそういう場でありたいと思いますし、デルタの先生は自学自習を促進する「おばあちゃん役」でありたいと思っています。
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