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運動神経を鍛えるトレーニング
前回の記事で予告した通り、今回は運動神経を鍛えるトレーニングを具体的にご紹介いたします。
具体的にはコーディネーショントレーニング(以下、CT)というものを行っていきます。
【CTとは?】
以前の記事で、簡単に紹介しておりますね。
要は、旧ソビエトや東ドイツを中心に、オリンピックでのメダル獲得を目的として開発された運動神経を鍛えるためのトレーニングです。
その後、欧米を中心に開発がすすめられ、今では広く運動神経のトレーニングとしてスポーツ界では認知されています。
【CTのポイント】
CTを行ううえでは、注意すべき点がありますので、まずそれをお伝えします。
ポイント① 変化を付ける
CTの本質は、動作への慣れではなく、頭脳に刺激を入れることにあります。
そのため、同じ動作を繰り返してしまっては、どんどんとトレーニング効率が落ちてしまいます。
よって、基本のエクササイズに適宜の変化を付けていき、飽きさせないことが大事です。
<変化例1> 動く向き。前後・左右・上下など、様々な方向に動いてみる
<変化例2> スピードやリズム。遅い動きから速い動きなど、スピードに変化を付ける
<変化例3> ツール。ボール運動で違う大きさのものを使ったりしてみる
<変化例4> 安定性。安定している場所だけでなく、不安定な場所でもやらせてみる
また、ひとつの運動が出来れば、どんどん難易度をレベルアップさせてみましょう。
ポイント② 「短時間」の実施
繰り返しですが、CTは頭脳を鍛えるトレーニングです。
あまり長期間同じ運動をするよりは、短期間で種類を変えてまわしていく方が良いでしょう。
ポイント③ 「両側性」を心がける
色々な動きで、利き腕だけに偏らないように心掛けましょう。
例えばボールを投げる動きなどは、一番利き腕に偏りやすい動きでしょうが、それこそ逆腕でも頑張ってみましょう。
すると、なぜか利き腕の動きも洗練されてくるものです。
また、片足バランスなども得意な足に偏りやすい典型例なのですが、それも逆足でもしっかり頑張りましょう!
ポイント④ 「差異化」「不規則」
いつもと異なる動きをしたり、普段使わない道具を使ったりしてみましょう。
非日常な空間を作り出し、脱マンネリで行うことが頭脳への刺激を豊かにします。
初めて見てワクワクできる道具などを使うのは一つの有効な手段です。
例えば、平均台やトランポリンを使うというのは、この典型例ですね!
また、スタートの合図を工夫してみたり、フェイントを取り入れてみるなども良いでしょう。
ポイント⑤ 7つの基本能力を上手に「複合」させる
スポーツや日常動作は、いくつかの能力が組み合わさって成り立っています。
トレーニングは、主にバランス能力を鍛える●●運動とか、連結能力を鍛える●●運動といったように細分化されていますが、うまく複合させることでより実践的にできます。
例えば、バランスディスクの上で屈伸するというのは、典型的なバランス能力のトレーニングです。
それを行っている最中に、パートナーがボールを投げてキャッチするというようにすれば、定位能力や識別能力を鍛えられます。
逆に、メトロノームを鳴らして、そのリズムに合わせて屈伸を行うようにすれば、リズム能力のトレーニングにもなる、といった様子です。
【実際のCT】
実際に、デルタスポーツで行っているCTを紹介してみます。
① アクティブジャンプ(パージャンプ)
アクティジャンプとは、ジャンケンのグーチョキパーの形を取りながら、ジャンプ動作を行う種目です。
連結能力を主に鍛えつつ、サブ項目としてバランス能力も鍛えられます。
こちらで紹介している動画は、パージャンプを1拍子(連続)で跳ぶ種目ですね。
より難しくなると、グー → パーと変化させながら連続で跳んだり、難しいチョキジャンプを絡ませたりします。
② バランスゲーム
これは比較的分かりやすいですね。
☆の形を体で作りつつ、それで体のバランスを保とうという種目です。
もちろんバランス能力のトレーニングです。
ポイントのところでも解説した「変化をつける」というポイントなのですが、トランポリンの上という不安定な足場でのバランス維持を求めることで、難易度を上げています。
更に難しいバージョンとしては、目隠しで行うというものがあります。
デルタスポーツでは、こういったコーディネーショントレーニングを何百個と用意しております。
ぜひデルタのトレーニングで、楽しく運動神経を磨きにきてください。
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